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2011年4月の記事

2011年4月28日 (木曜日)

芥川賞にも三島賞にも縁がなかった作家・佐藤泰志を3冊揃える。

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「移動動物園」「海炭市叙景(かいたんしじょけい)」「そこのみにて光輝く」

 本の購入には一冊一冊想い出がある。
「移動動物園」は北見市のGEOで手に入れた。一見して見当たらなかったので、カウンターで伝票整理をしていた若い店員に尋ねたが、お兄ちゃんは自分の作業を中断されたせいか無愛想だった。それでも僕の要望した「現在入手可能な佐藤泰志の全著作」を検索端末で丁寧に調べてくれた。僕が知らなかったタイトルも発売されているようで、質問してみたが、そのたびに彼はデータを詳細に読み上げる。現在店にあるのは「移動動物園」だけのようだ。お兄ちゃんはするりカウンターを抜け出て売り場まで僕を案内すると、平積みになったいちばん上を手渡してくれた。立ち読みを逃れて痛みの少ない上から3番目をすくい取る悪い癖が僕にはあるが、一冊を売り上げるため時間を割いてくれた彼の好意がうれしかったので、渡されたそのままを持ってレジへ向う。外見で人は判断できないが、小説など読みそうにない若者が渡してくれた「移動動物園」。読み終えたあとも自室の書棚で背表紙を覗かせるだろう。
 実はその直前、別の書店をあたっていた。全国最大規模を謳う大型チェーン店で、今秋北見市の東側に本格店をオープン予定の、現在はTSUTAYA北見店の一角で営業するその店なら何でもあるだろうと当たりをつけていたのだ。売り場マネージャーの風格を持ったおじさんは、在庫データを調べることもなく「ウチはあいうえおで並んでいる」とひとこと呟き、『サ行』を一瞥しただけで「品切れ中」を宣言してしまった。ずいぶん諦めのはやいおじさんだ。ひとり残された僕は書架の隅から隅までもういちど丹念に目で追ったが、やはりない。仕方がないのでレンタルDVDの新入荷でもチェックして帰ろうと視線を落とした先に、平台の上で山積みとなった「海炭市叙景」をみつけた。だがこのタイトルなら持っている。市内の老舗・福村書店で手に入れていた。結局、全国有数の大型店と佐藤とは縁がなかったのだろう。
 Amazonを使えば自宅で手軽に購入できるが、消費税をとる同店にいささか否定的な僕は、佐藤のような作家だからこそ足を使って求めたい、つまらないこだわりがあった。
 GEOのお兄ちゃんが教えてくれた情報によると、もう一冊「そこのみにて光輝く」が残っている。先に巡った二店に無いことは分かっていたので、目指すは老舗だ。
『伝説の作家・佐藤泰志の《最新刊》』を手にして店を出たとき、冷え込みが戻ったまちに、陽が大きく傾いていた。

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 市内では上映が終わった映画『海炭市叙景』。その最終日、劇場の責任者にお願いして宣伝用のポスターを分けてもらった。さっそくパネルに収めて部屋に飾り、朝晩ながめている。
 今年の日本は前半から大きな変革の年となった。
 函館山に見下ろされて執筆に専念する。

「わたしたちは、あの場所に戻るのだ」

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佐藤泰志/ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤泰志
佐藤泰志/Amazon.co.jp
http://amzn.to/gWYefi
映画「海炭市叙景」公式サイト
http://www.kaitanshi.com/ 
映画『海炭市叙景』を観た。破滅と再生の物語。久しぶりにみるヘビー級の邦画だった。
http://purplecoelacanth.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-bd4a.html

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2011年4月19日 (火曜日)

網走番外地より愛を込めて〜公営ギャンブルといえば、競馬、競輪、競艇、オート、パチンコの5種目しかないね。

「自動販売機なんてやめちまえ。コンビニで買って家で冷やせばいいじゃない」
「パチンコはジャラジャラと音を立てるために電気を煌々とつけるのは、世界中で日本だけだ」
 原発問題に端を発した都の電力不足を受けて、石原慎太郎都知事の発言が話題となっている。パチンコの是非についてはそれぞれ考え方もあるだろうが、その風景にまつわる個人的な雑感を少々……。

 競馬が盛り上がって久しいね。そのむかし『太陽にほえろ!』に登場する犯人は競馬で人生が狂ったおじさんばかりだった。だが限られた時間内で的確な演出を要求されるテレビドラマの手段としては有効じゃないか。いまでは人気タレントを起用したテレビCMなど、JRAによるイメージアップ作戦の成功で、競馬場にはカップルや親子連れの姿も珍しくない。なかには馬券を買わず、疾走する馬を眺めるのが好きという《サラブレッドの血統マニア》もいるほどだ。もちろん収益がなければ開催が成り立たないのでギャンブルの一種に違いないが、そのギャンブル性を声高に避難する者もない。競馬には政府公認の強みがある。だが他の公認ギャンブルは悲惨だ。みんな眼が血走ってるし、背中に人生の重荷を背負った中年がうつろな目で立ち食いソバをすすっているんだ。いいか若者、間違ってもデート・コースに競輪をいれるべきではない。ただし変化が欲しいときは別だ。
 ところで公営ギャンブルといえば、競馬、競輪、競艇、オート、パチンコの5種目しかないね。えっ? パチンコ違う? いいんじゃないの、業界に警察OBたくさん天下ってるし、党派を超えた政治家も多数利権に群がっている。「パチンコ業界/政治家」で検索するといろいろ出てくるよ(*・∀-)b。でもいい加減なこと言うとまた怒られるので調べてみた。
 そもそもパチンコや雀荘などギャンブル性の強い営業は風適法(風俗営業適正化法〜風俗業務の適正化を図ることを目的としている)で7号営業に分けられている。《設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業》というわけだ。【射幸心】とは「偶然の利益を苦労をしないで得ようとする欲にまみれた心」のことで、人間はこの種の欲望に弱い。
 獲得したタマは店内のコーナーで景品と交換するが、その種類について警察庁では「最低500種類以上」と余計な通達を出している。パチンコは飽くまでも景品交換を目的とした遊戯だから、細かな法整備を建前とするのだろう。現金や有価証券などの引き換えは風営法で禁止されている。だからパチンコは賭博ではない。
 景品は「一般景品」と「特殊景品」の2種類に分かれる。「特殊景品」とは「特殊景品販売会社」がパチンコ店に納めた品物だ。もし「特殊景品」との交換を希望するなら、パチンコ店内で出玉を精算し、それに応じた「特殊ブツ」を受け取り、パチンコ店の玄関を出てすぐ脇にあるのが一般的な「特殊景品買い取り所」に向うことになる。店が「買い取るに値する特殊ブツ」と判断することで現金で買い取ってくれる。「買い取り所」は公安委員会から古物商のライセンスが与えられているので、形としては合法となる。買い取り所には小さな窓がひとつだけあるのが一般的だ。防犯対策だろう。明るい清潔さを売りにした店ならもっとオープンだろうが、やってることは同じだ。小さな窓から覗き込んでも内部の様子は分らない。小窓の前に立つと、窓がスーと開いて穴があき、そこから白い手が伸びてくるので、その手に「ブツ」を握らせよう。するといちど引っ込んだ手がまたでてきて現金を渡される仕掛けになっている。すべては暗黙の了解なのだ。特殊ブツの価値はあらかじめ決まっている。このとき「山」「川」などの合言葉は不要だ。旧東側の軍事スパイではない。たいていはおばちゃんがお茶をすすってセンベイをかじりながらポータブルテレビを見ているだろう。あるパチンコ店では特殊景品として《オモチャのチップ》をくれる。最初から価値が設定されているのだから《ウサギのクソ》だって構いはしない。だが家からもってきた正露丸で誤魔化されては業者もたまらないので、やはりチップが無難だろう。いずれにせよブツを現金と引き換えてくれる魔法のお店がすぐ隣りにあるのだ。
 それぞれ経営が異なる「パチンコ店」「特殊景品販売会社」「特殊景品買取会社」をシステム的に巡ることで無事換金されるのだから、こう言っては身も蓋もないが、国の権力が認めりゃ何でもありなのがこの世の中だ。「御上に寺銭のまわらない賭場をかってに開帳されちゃ困るんだ!」というわけで、ほとんど極道の世界といえよう。

 知人にパチンコで生計を立てる者がいる。彼からいろいろ話を聞かせてもらう。でも彼は絶対に僕をパチンコに誘おうとしない。それが、浮世を離れて生きる自分に課したルールなのだと思う。だから、彼はいつも独りだ。僕自身はギャンブルの類いを一切やらない。ギャンブルで人は熱くなるが、僕は逆に冷めてくる。賭け事に熱中する自分を俯瞰してバカバカしくなるようで、だから、勝ち方を研究しようとも思わないし、その時間と金を他のことに使った方がよほど有益に思えるのだ。
 中学2年の夏、生まれて始めてパチンコを経験した。ものの5分で当時の大金3千円が消えてしまい、涙目になって世間を恨んだものだ。新聞配達で稼いだ金だった。
「世の中にこんな不条理があっていいのか!」
 あれがトラウマになったのかな。

パチンコ/Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/パチンコ

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2011年4月 7日 (木曜日)

君はもう「にゃっとう」を食べたか。熊本デザイン専門学校共同開発の素敵な納豆、それが「にゃっとう」!

ネコのかわいいアイコンでその存在は知っていたが、ついに北見市内のスーパーで「にゃっとう」を発見、さっそくゲットした。

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なんとかわいいデザインだろう。これまでの納豆の常識をくつがえす斬新なパッケージ。
おもわず「ニャンニャン (=゚-゚)」となきごえが聞こえてきそう。

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なかはいたってシンプル。「ミシン目からあけて下さい」とあるが、どう開けても簡単に発酵大豆にアクセスできる。おや? とろみたれ?

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おお、これが「にゃっとう」の特徴だったか。これまで数えきれないほどの銘柄を食べてきたが、タレがジェル状になったタイプは初めてだ。プリンのカラメルソースのようだが、しっかりカツオだしが利いている。

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混ぜた感じはいたってシルキー。ひじょうに滑らかだ。納豆とは発行させた大豆のことだが、私たちが一般的に「納豆」と読ぶのはねばねばした「糸引き納豆」のこと。そのねばねばは「納豆菌」によるもので、糸引き納豆の命といえる。スーパーで目にする各メーカーの製品はどれも同じに思えるが、大豆の大きさを始めグラム数、パックの形状など千差万別。実際に納豆菌の種類も多岐にわたり、あるタイプは混ぜていて手首を痛めるほど粘度の高いものがあるという。さまざまな要素をバランスよく調整してブランドマークの入ったフィルムがかけられる。毎日の食卓に並ぶ健康食品納豆さん、いつもありがとう。

一般的には納豆の製造に利用される。また、人体の腸内では整腸作用が確認されており、市販されている医薬品にもこれを含むものがある。 後に、納豆菌が生産するポリグルタミン酸を放射線で処理したγ-ポリグルタミン酸の「水の浄化作用」や「保水力」が注目を浴びており、水源の汚泥処理や砂漠の緑化などへ使用するための研究が進んでいる。また、納豆菌の生産する血栓溶解酵素ナットウキナーゼの利用についても研究が進められている。(Wikipediaより)』

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「にゃっとう」のなめらかな混ぜ混ぜ感をかげでサポートするのがパックの形状。底を見て欲しい。東西南北のくびれがポイント。フタを開いたばかりでまだ硬い納豆に箸を入れ、かきまぜ開始。箸をひと回転させるごとに糸が糸を呼び、伸びに伸びた糸がパック側面の凹凸で空気を含み、増幅されてさらに倍加する。こうして完成したマイルドな糸泡(いとあわ)が糸引き納豆の生命。舌触りがよく、柔らでおいしい食感へあなたを導くだろう。ナットウキナーゼは糸に含まれているので、混ぜれば混ぜるほど栄養価が増すことになる。あまり目立たないが、パックの形など細部にも各メーカーのアイディアが潜んでいる。
 納豆中級者になると、温度にも気を配りたい。冷蔵庫から出したばかりの納豆は冷たく硬いが、じつはほかほかご飯にかけたときの温度がもっとも効率良く栄養を摂取できる適温なのだ。僕の場合は電子レンジを使っている。「弱/強」があるレンジなら「強」で20秒ほど温める。こうすることで、ご飯にかけなくても理想の温度に近づけられのだ。このときタレの小袋が破裂する恐れがあるので、あらかじめ取り出しておこう。

Nya

記念に包装フィルムをとっておこう。
おや? よくみると「オシキリ食品」のマークが。僕が「にゃっとう」を知ったのはツイッターだけど、確か丸美屋の食品だったはず。おまけに「熊本デザイン専門学校」との共同開発?
( ̄~ ̄;)う〜ん…。
オシキリ食品、丸美屋、熊デザの関係性がいまいちよく分からないが、もう仕事に行く時間なので、今回はここまでにする。
ではまた。o(=ёェё=)o ウミャー♪
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【4月8日 追記】
きのう、ツイッターで「にゃっとう」と連絡をとりました。
「オシキリ食品(北海道)、丸美屋、熊本デザイン専門学校の関係は?」という僕の質問に、にゃっとうは丸美屋の広報担当さんみたく的確に答えてくれましたので、みなさんにお知らせします。もしかすると、あなたの町のお店にも「にゃっとう」が並ぶかも知れません。こんどお店に行ったとき、店員さんに聞いてみよう。
「『にゃっとう』はどこですかにゃ?」
にゃっとう、ありがと〜 (pq*´∀゚)♪

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marumiyanyattou にゃっとう
@tetchkun 納豆は賞味期限が短く、熊本から遠くに運ぶには時間とお金がかかりますにゃん。だからにゃっとうを気に入っていただいたご当地メーカーさんに作っていただいてますにゃん♪ #marumiyanyattou
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「にゃっとう」のイラストは「チーム青森・石崎琴美常設ブース(戸棚のなか)」に展示されました。

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オシキリ食品株式会社(公式ホームページ)
http://www.oshikiri-foods.jp/index.php?id=13
丸美屋「にゃっとう」公式サイト
http://www.nyattou.com/
熊デザBLOG | 熊本デザイン専門学校
http://kumamoto-design.ac.jp/blog/2010/10/post-109.html
にゃっとう—twitter
http://twitter.com/#!/marumiyanyattou

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2011年4月 5日 (火曜日)

東日本大震災は人事ではない。これからの時代を見据えて僕は、省エネ球で「エコライフ」実践中。

「東北地方太平洋沖地震」と気象庁が名付けた大震災は各報道機関で名称が定まっておらず、「東北関東大震災」「東日本巨大地震」「3.11大震災」などと様々に呼称されていた。4月1日になって「東日本大震災」と閣議決定されたが、名称が決まったからといって混乱が収束したわけではなく、日本は長い時間をかけて復興に汗を流すことになるだろう。北海道の僕にとってもあらゆる意味で人事ではない。
 地殻変動の巨大エネルギーが大津波を引き寄せ、海に飲まれた町が形を変えた。そこでは多くの家屋が破壊し流され、数えきれない生命が犠牲となった。アメリカ地質調査書によれば、衛星利用測位システム(GPS)の観測点のひとつが2.4メートル動いたそうで、日本の位置が広範囲にわたってズレたことが分るという。
 このところすっかり投げやりで、半ばスクラップ・ブックと化した当ブログだが、形ばかりとはいえ生産活動を行うのであれば、文字通り生産的でなければならない。「自粛」ムード一色の世間に合わせて沈黙するのでは、逆に被災地が被災地のまま凍りついてしまいそうだ。血流をよくして身体に血の流れを甦らせるには適度な運動が必要で、これはエコノミークラス症候群にも有効だ。「不謹慎」との批判があっても、僕は僕の言葉で、ブログを更新させることにする。

 時代のキーワード「節電」。
 福島の原発事故で電力が足りず、いやでも省エネ生活を余儀なくされた。北海道は電力が余っているそうだから、僕のささやかな節電が被災地ならびに東京電力が発電する不足分の一助になるとは思わないが、それでも今回の大事故を自分の暮らしを点検する「貴重な経験」とうけとめることにした。
 実は家中の電球が「省エネ球」だ。トイレ、浴室、洗面所、洗面台、ムロ、玄関、表札灯、等々、経済的な理由で数年前から節電を意識的に実践している。初期投資こそ高くついたものの、安く抑えられた電気代がその効果を物語っている。ここでいう省エネ球とは中にネジネジの入った、あるいはネジネジがむき出しになった電球形蛍光ランプのことだ。LED電球はまだまだ高い。
 僕の部屋は60w相当(消費電力8w)の球を三つ点けている。180w相当の灯りを24wでまかなっている計算だ。蛍光管(サークライン)一本分の消費電力よりも低い数値だ。ただ電気代が安くなっただけではなく、意外な利点もあった。特に夏場の読書が快適だ。3つのうちひとつを電気スタンドで使用しているが、省エネ球は白熱電球のように熱を帯びない。だから顔をスタンドに近づけても熱くないのだ。これは意外にうれしい。なにせ60w相当の明るさを8wで得ているのだから、発熱量だって比べ物にならない。点灯中の球を直接つかめばヤケドをするだろうが、そんなバカはいないだろう。基本的に手元だけ明るければいいので、(照明としては)ひと晩8wで過ごす日が多い。蛍光管の明りは部屋全体をまんべんなく照らして生活を豊かにしてくれるが、室内のあらゆる物から陰を奪う白々しい光がどうも苦手で、やはり僕は「電球色」にこだわりる。橙色の暖かみのある光は精神をリラックスさせてくれる。僕の実験結果では、パナソニック(ナショナル)の球より東芝が電球色に近かった。といってもこれは製品の特徴であって品質に関わるものではない。好みの問題だ。出だしの頃はゴツかった形状も従来の球に近くなり、くびれも細くなって器具を選ぶことがなくなった。一般的な省エネ球はピークの明るさになるまでわずかに時間がかかるが、点けた瞬間から明るいタイプもある。こちらは一割ほど割高。しかし毎日点灯するうち慣れてくるので、気分の問題だろう。
 電球を取り換えただけの僕の小さな生活は、何の不足もなく(去年比で)消費電力を抑えることに成功した。節電生活とは我慢してばかりではないはず。60wの明るさを得るのに60wの電力は必要ないのだ。

 東京電力の管轄区域では、今夏の電力不足に対する警戒が強まっている。当分は緻密に組まれた「計画停電」が続くだろう。
 だが嘆いてばかりはいられない。生活の不便を豊かさに転換できないだろうか。たとえば、辺りが暗いと明るいものがより明るく見えるメリットがある。すぐに思い浮かぶのが星だ。スター。昔の作家は、たとえば宮沢賢治などは本当にきれいな夜空をみて小説を書いていたのではないか。最近知ったが、「光害」という言葉がある。Wikipediaにはこうあった。『過剰または不要な光による公害のことである。夜空が明るくなり、天体観測に障害を及ぼしたり、生態系を混乱させたり、あるいはエネルギーの浪費の一因になるというように、様々な影響がある。光害は、高度に工業化され、人口が密集したアメリカ、ヨーロッパ、日本で特に深刻』

 当ブログのトップページにリンクを張ったが、東京都が節電を呼びかけて、その成果が数字となって現れている。僕自身でいえば、いまの生活を見直すことで自堕落な日々を変えることができるかも知れない。「自分の地域は関係ない」なんていわず、電気のない生活を想像してみようじゃないか。電化製品が使えない暮らし。意外と素晴らしいかもしれないぞ。これからの「生活達人」は『エコ』が決め手なんだからね。
 さっそく思いつく限り利点を挙げてみよう。なんといっても夜の停電は不便きわまりないが、この時間の停電を制したものは真の暮らし上手といえるだろう。
 まず、電気がなくなると就寝時間が早くなる。人間とは明るい時間に活動し、陽が落ちると寝るように出来ている。だが布団に入ったからといってすぐには寝付けない。床に就いていながらパッチリと目が開いて、暗闇でこそイマジネーションを掻き立てるアレの時間となるのだ。そうアレだ。その結果、子供の数が増えて少子化対策に有効だ。
 次に、生活家電が使えないことで主婦は家事に時間がかかるようになる。とても不便だ。ところが共働き世帯では否が応でも夫が台所仕事に参加せざるを得なくなる。夫は妻の苦労を知ることで、次第に夫婦仲が良くなるに違いない。布団に入ってすぐには寝つけないから、お互いの今日をいたわってアレの時間となる。結果として子供の数が増えて少子化に有効。
 さらに、近ごろの家電製品は耐久年数があらかじめ設定されているというが、あえて逆の発想をしてみる。電化製品に頼らない暮らしでは、産業廃棄物の量が減っていかにも環境に良さそうだ。家財道具にかける費用を見直す事で家計が優しくなり、生活にゆとりがでる家庭もあるだろう。国土が狭い日本特有の居住環境を耐えた世帯の引っ越し需要が高まって経済が好転。豊かな生活を実感する手掛かりに、夫婦は夜の営みを手探りするようになる。そのあげく、1回あたりの密度が濃厚となって、結果として子供の数が増えて少子化に有効。
 その一方で、テレビゲームから解放されたチビっ子たちは外で遊ぶ時間が増えるだろう。野生児としての本来を取り戻すのだ。そんな経験のなかで、食べられる野草をヒョイと摘まめる能力が開発され、応用力が高い災害に強い子になる。いつか子どもたちは「食べられる野草ゲーム」(お腹をこわした子が負け)を編み出すだろう。しかし雨期に入ると家にいる時間が長くなる。かといってゲーム機は手放した。テレビも映らない。子供たちは本に手を伸ばすようになり、読書習慣が身に付くだろう。おかげで識字率は急上昇、読書量に比例して知識が深まり、未来のノーベル賞候補が激増するのだ。やがて日本人学者のハイレベルな研究が成果を結び、ついに人類はAIDSを克服する日を迎えた。インテリジェンスを身に付けたことで突然キレる子はもういない。イジメもなくなった。町はあいさつであふれ返り、他人を思いやる優しい人々によって社会全体がおおらかとなった。夜の時間で避妊にうっかり気を許しもする。その結果、出生率が「第一次ベビーブーム」なみに回復して少子化問題に絶大な効果が期待されるだろうヨカッタヨカッタ……って、なんだこれは。さっきから子どもの数が増えてばかりじゃねーか!
 だいたい電気で動くパソコンを使わないと文が書けないんだ俺は。電気がなくなるだぁ? ふざけるな! 冗談じゃねー(`(エ)´)ノ_彡☆!!

 ……結局「ひとり上手」が金もかからず、いちばんイイのだ。
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【おまけ】※新聞の見開き広告で見た時は感動した。写真が素晴らしい。
物づくり日本、ばんざい;ω;`)oO(感動)゚+。:.゚.:。+ ...

「一般白熱電球製造中止広告」が「日経広告賞 最優秀賞(グランプリ)」を受賞
http://www.toshiba.co.jp/information/10120901_j.htm

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2011年4月 2日 (土曜日)

カッコ良い昭和ビルヂング〜紋別市民会館編

※クリックで大表示。

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紋別市いってきた。「北方の海は俺に任せろ!」。ワケもなく力が入るロケーション。左側の旗は紋別市のマークだろうか。

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イスとテーブルがちがう! 階段がちがう! 手すりがちがう! ディス・イズ・昭和!

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ドアがちがう! 円卓がちがう! フローリングがちがう!

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スイッチ、扉の札、室内を縦貫する配管、すべてがちがう!

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『♪雪の重さをはねのけながら/背のびしたかろ枝も葉も/山に若葉の春がくりゃ/よくぞ耐えたと笑う風/苦労 年輪 木は育つ♪〜θ(^0^ )』サブちゃんが聴こえる。

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クマー! オスかな? メスかも? 前に立つとちょっとコワイ(″ロ゛)

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吹き抜け〜(*^ワ^*) シャンデリアがつり下がってます。おや? このツノは何だろう?

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なんとシカのはく製
|・) ジー ( °o°)ハッ!
それも対面でオスとメスの2頭が向き合ってシュール!(*^o^*)? まてよ、メスジカにツノはないはず。じゃあこれはナニ? オスが向き合ってるのかな。ホモジカ? もしかしてトナカイ? う〜む気になる( ̄〜 ̄;)

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とおもったら、またクマー 油断がなりません(((/^o^;)/

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お、見事な書! 美しい絵画! 美術を愛するココロ
|電柱|ー ̄) 隠れニヤリ

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オホーツクブルー! ネクラ少女! そして流氷! ちょっと解釈ちがうかも(●´∀⊂) 氷の上にテントを張ってキャンプしてた内地(本州)の大学生が沖に流されて大騒ぎになった話を聞かせてもらった。流氷といえばアザラシと唐十郎! 『北の国から2002遺言』f(^^;) ポリポリ

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さぁ見学の合間に仕事も終わったし、省エネモードで電球半分だけ点いたシャンデリアも灯ったし、そろそろ北見に帰るか。オモテもすっかく暗くなりました。さよなら紋別、アイル・ビー・バック! ……しまった、外観撮るの忘れた。。(・Θ・;)まあいいか。レトロバンザイ! クマー!

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