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2008年6月 6日 (金曜日)

イヨマンテの夜

 オタク系の人々が集うサイトは必然として部落的様相を呈するようだ。この「オタク」という言葉に、ときとして「日本人」を当て嵌めてみることがある。より血の濃いものが長として君臨、異なる文化の異民族を排除し、統合する事で強引に仕立て上げられた偽りのコミューン。
 ネット空間に国家を建造せんとしてまやかしを信ずる行為が自分殺しの別名であることは云うまでもない。かつて皇国民の多くが天皇の赤子として己の血統を差し出す事で図られたニセの調和を今に引き継ぎ、積極的に自我を殺す事で、やがて海洋に揺らめく電子要塞にもたらされる虚構集合体の一分子に身をやつした海月にも劣るこの私が精神の安寧を求める態度とは、体内を流れる生臭い血潮の断絶を願ってやまない者の姿を思い起させ、哀れと云おうか、なにか遣る瀬ない。
 ネット部落に集う若者。オタクとしての生態を暴くその過程において、いつしか在日朝鮮人暴きへと変貌していく自身の凶暴性に気付いた夜、自虐的な様態で日本人と在日の両者に差異はないはずだが、自身の中に横たわる不透明なるものを巡り、すべてを突き破るが如く日本刀と云わずとも角棒を振り回したかつてヘルメットで武装した連中によるアイヌ民族の政治利用の失敗をエピソードに加えつつ北海道旧土人保護法より100年余り、自らを示す文化の言葉を忘れたアイヌは日本人の振りをして生きてゆく事が楽だと気付いてしまった。自身が生存する事由を積極的に証したとて税制優遇措置があるわけでもなく、ひたすらシステムに依存した状態なのだが、いや、それは僕のことだが……。
 YOSAKOIソーランの乱痴気リズムにまみれて、アイヌの先住民族認定を政府に求める国会決議が衆参両院本会議において全会一致で採択された。この町も、あの川も、みんなアイヌ語。そんな風土に暮らす者としては何を今さらというのが素朴な感想だが。
 次回はもっとフツーのやつをと、テレビを消してアイヌ楽器のムックリのビョーンビョーンに耳を澄ます雨の夕べ。

アイヌ民族博物館
http://www.ainu-museum.or.jp/

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